悪い癖


建設業界は、昨年から工事現場での週休2日の普及を

始めている。

そのため工期が延びることも想定しての工事発注となる。

 

これまでは、1日の所定労働時間を法定労働時間より少なくする分、

1年間の労働日を1日でも多くとるケースを見てきました。

しかし、労働力不足の深刻化から労働環境を改善し、建設現場を

魅力あるものとするため、県が発注する建設工事を「週休2日工事」

にする試みがなされています。

休みを多くすれば、問題は解決するのだろうか?

工事が進まないイライラからストレスが増大しないだろうか?

なかなか終わらない工事に住民はイライラしないだろうか?

これから多くの公共工事にこの「週休2日等」が導入されるの

だろう。

効率化を進める様々なツールを揃えて不要な時間を削除して

いけるところは、対応できるだろう。実行できる会社には

人が集まるのだろうか。

私の悪い癖は、まず否定的に捉えてしまうこと。

労働者にとって、良いことをしているのが前提なのに、

なかなか気持ちが追いつかない。

 

ふと、ヨーロッパの建設業の労働時間が気になり検索した。

なかなかヒットしない。そもそも日本の労働時間はヨーロッパの

国々より長いと言われる。でも、調べるのをやめた。

データを信じることは無意識に避けている自分がいる。

 

結局、建設業に限らず、どの業界も淘汰されていくとしたら

働き方を見直すより究極的には「稼ぎ方」を見直す必要が

あるかもしれない。

 

そのときは、そのとき。

 

今は、お客様を支える力が欲しい。