先日、顧問企業様から社員研修として「年次有給休暇」について話をして
もらえないかというご相談をいただきました。
社員数が急激に増え、労務管理もますます徹底していくことが
必要であると気づかれた社長さん。すぐさま行動に移すスピード感が
今の業績に表れていると感じました。前回は、給与明細の控除、特に
社会保険料控除についての研修をしました。
与えられた時間は30分。
20名近い女性社員は本当に華やかで、私も若返った気分になりました。
使用したテキストは東京労働局の「しっかりマスター労働基準法
~有給休暇編~」
会社が、労基法を適当な解釈で日々の労務管理をしていると
なんとなく会社の変なルールが出来上がり、それに従うことで大切なことが(権利)が
どんどん無視されていることがある。そんなところでは、先輩社員と新人さんの間で
「前の会社ではこうなっていた!」(こちらも正しくない場合もある)ともめるケース
もあり、どちらも正しくないので、ごたごた感が本業に支障をきたす。
正しいことを知って、正しくしようと思えば、今までは発生しなかった
こと(例えば:正しい計算による新たな賃金)で会社は負担が増えること
もあります。ただし、少し時間がかかっても正しいやり方にシフトしていこう
とすれば、水が澄んでいくように、その水を飲むこと(安心)もできるのです。
今回登場の社長さんは、専門家の力を借りて正しい労務管理を目指しておられます。
私のやりたい仕事がここにあります。この志に応えたい!!
ただ、正しいことを押し付けるのではなく、経営者の夢や目標に沿えること。
今年も頑張ります。