5歳の娘に「大きくなったら何になりたい?」とよく聞く私。
「歯医者さん」とか「お医者さん」とか答えると何となくうれしい気分に
なります。”困っている人を助けるため”が理由だそうで、すごい!えらい!
と褒めてやるのですが、お父さんや幼稚園のお友達とかには「ケーキ屋さん
になりたい」とか「美容師さんがいい」とか言っているようで、
なりたい職業が全て専門職でした。
専門職ってわかりやすいんだと改めて気づきました。
数年前、ある機関でインターン中の学生さんに将来の希望をインタビューした
ところ「将来の夢は、事務職に就くことです。」と返され、唖然というか
がっがりした記憶があります。きっとその学生さんも小さいころは、なりたい
職業を自由に思い描いていたと思うのです。
若い人が希望を持つ姿を見るのは、もう若くない世代の「喜び」でもあるような気がします。
若い人が夢を語らず、現実的なことばかり口にするのは、聞いていても暗くなっちゃいます。
今は、なりたい職業を考える前に「働き方」が問われる時代。
この子が働き出すころ、「働き方」はもう死語になっているでしょう。
予想がつきません。