貴女へ


今朝は、綺麗な花束を有難うございました。

6年前に面接の日、時間をセッティングをしていたのに、急用のため

30分も待たせてしまいました。

あのころ次男くんが幼稚園の年長さん。

はやくおうちに帰らないといけないのに、そんなことにも気がつかず

大変申し訳なかったです。

出勤初日、仕事のことを説明する前からかかってきた電話を誰よりも先にとって

きちんと対応してくれました。

その姿をみて私のテンションが上がりました。

子供さんの成長に合わせ、働く時間を少しずつ増やしてきましたね。

これからは”ご自分のために”有給を取って下さい。

 

この事務所に来られて、初めてかかわる仕事を日々コツコツと勉強しながらやってこられました。

事務所で働く人が貴女一人になったこともありました。

でもいつも自分のことより、仕事のこと、事務所のことを考えてくれています。

貴女のそんな姿勢が私を支えてくれています。

 

これからも色々なことがあると思います。

でも、協力しあって自分達を生かしましょう。

人事労務の仕事は深く、目まぐるしく変わります。

データ入力や申請以上に大切なのは、お客様の情報を正しく得るための

高いコミュニケーション能力です。

そのことを新しい方にも教えてあげて下さい。

 

私は貴女をしっかり守っていきます。

これからも宜しくお願いします。

門永 真理子

パートタイマー就業規則に思う事


これまでのパートタイマー就業規則は簡単に規定している 部分も多く、労働条件規定部分のほとんど”個別に定めた労働条件による・・” となっている。 もちろん、勤務時間や勤務日は、個々のパートタイマーの希望に応じることに メリットがあり、それらを規定することは出来ないので、そのような規定の 仕方になる。ただ、その方式に甘えて、略してある部分が多い。 ただ、同一労働同一賃金を考えると、”簡単に略していた”部分を 正社員と同じ規定を置くことによって、これって同一労働ですよね? となりかねない。 同じような仕事をしているだけで同一労働ではないけれど、 正社員と同じように法定労働時間を超えて働いていたり、 休日出勤が(週1回の休みもなく。)珍しくないのであれば 正社員と非正規社員との仕事の比重が近くなってくる。 多様な働き方が進む中、パートタイマーの特性を活かした雇用を今後も 続けていくには、規程の内容も”同一労働同一賃金”を意識した規定に 見直す必要がありそうです。   また、キャリアアップ助成金の改正があり、令和4年10月1日以降 正社員登用が見込まれる場合、当該非正規社員が運用してきた 就業規則等は厳しくみられるようです。 これらを含め、これまで”従たる規則”というイメージもあった感もする パートタイマー就業規則に対し、労使の立場を考えながら 今までになく、気を引き締めて作成しております。  

2022年の始まりに


 明けましておめでとうございます

本日からまた、一年が始まります。

年始の事務所花、今年は奮発しました。

フローレンス遊里の伊原先生に沢山願望をリクエストし

作っていただきました。

 

使用したお花は

フエゴ菊・・・寅のイメージ

梅の木・・・大地を支えるイメージ

南天・・・難を転じて福来る

大王松・・・存在感

緑のアジサイ・・ひたむきに

黄色いシンピジウム・・金運ありそう

ササバルスカス・・・竹のかわり

金銀の柳・・家庭が安泰のように

ピンポン菊(スプレー)・・軽やかに

金色の輪(飾り)がぐるぐる回っています。・・和をイメージ

だそうです。盛りだくさん!

素敵です。本当に有難うございました。<m(__)m>

 

今年もお客様や働く全ての人に良いことが沢山ありますように

願いを込めました。

今年一年、宜しくお願いいたします。

ハラスメント防止コンサルタント認定試験


公益財団法人21世紀職業財団が行う

第13回ハラスメント防止コンサルタント認定試験

に合格しました。

これまで色々な試験を受けましたが、この試験は相当難しかったです。

再受験を覚悟していましたが、来年の4月には欲しかった認定だったので

本当によかったです。

 

働く場では、これまで許されてきた様々嫌な事ダメなこととして認定され、

是正する道を歩み始めています。

それによって、一方で企業収益が上がらないと嘆く声もあります。

ただ、そこには問題のすり替えもあるのではないでしょうか。

 

健全な道を歩み続けた先がきっと明るい未来でありますように。

 

明日は、事務所最終営業日です。

パパの育児評価シート 


  今年は4月から、顧問先企業の社員さんの出産や出産予定のご連絡が相次いで入ってきています。

その中でも奥様のため育休をとられる社員さんの存在もあり、2ヶ月以上の長期取得を検討されて

いる方もいらっしゃいます。

弊所では、社員の育休相談に対し、給与のシュミレーションをし、社長さん、御本人、弊所と

三者面談をさせていただいています。やはり休み中の賃金は一番気になるところです。

弊所作成のシュミレーションでは、総支給額でなく、”手取り金額との対比”により、できるだけ

正確な金額をお出しし、休み中の収入のイメージをつかんでいただき、不安を少しでも

なくしていただくように心がけ対応しています。

 

シュミレーションの一部

✿先ごろ、改正育児・介護休業法が成立し、男性社員の産休「出生時育児休業」制度が創設されました。

肝心なことは、会社の体裁のため”ただ休めばいい”ということではなく、パパが何をサポートしてくれるかによって、

まずは、ママが”産んでよかった”実感する時間を多くもってもらうことだと思います。

現在、弊所ではパパの育児評価シートなるものを作成中で、パパに”してもらいたい事”と同じくらい

”してもらいたくないこと!!”をチャートにし、子育てに役立てていただけたらと考えています。

なお、弊所職員の子育て状況

大学生二人、中2一人、小4二人、1歳児一人です。 😉

 

 

 

 

 

 

 

こんな”風にこれからの時代”を考えています。


労働・雇用環境は、数年前に比べ目まぐるしく変化しています。

会社においても、労務にかける時間やお金がとても増えている

と思います。

売上を伸ばすことは大切なので、労務にかける費用は

できるだけ抑えたいという会社側の気持ちは分かります。

働き方改革が浸透している中でも

「社労士の言うことをきいていたら会社がつぶれる!」

「残業代なんて、まともに払っていたら会社がつぶれる!」

「社員が残業をしたがるから、残業をやめられない!」

などなど、被害者になったかのような口調で私に強く

あたる方もいます。

社労士は、働く人が、安全で安心に働けるよう

健全な職場を作る社会的な役割があります。

そのため、私も時に経営者が考えていることや会社のルールに

ダメ出しの連発をすることもあります。

私のことを融通が利かない社労士と思っている方もおられるでしょう。

では、私(社労士)を避ければ、解決するのでしょうか。

私との相性や私が気に入らないということはあるとしても

基本、人を雇うとき会社がしなければならない事は

”忙しいとか”、”分らない”とか”できない”の理由は通らないと思っています。

”出来ればしたくない”という本音は、正しいやり方で考え直してもらうよう

言い続けます。

 

そうは言っても、お客様との間で悩むこともあります。

そなときは自分の立場を入れ替えるようにしています。

例えば、”もし私が社労士以外の業態で会社を経営していれば”

と想像するのです。

きっと絶対成功したいので、そのためにはまず正しい労務管理に

取り掛かると思います。そこで必要なのはやっぱり労務の専門家

の存在です。

私は、もしもの私がその会社を任せられる社労士か?

これからも自問自答し続けます。

 

労働・雇用にまつわる法律や制度の改正。

時代に必要な新たな制度など。。

今、世の中は働く人をめぐる話題が非常に多い。

会社が、働く人の安心・安全を第一に考え、共に

豊かになっていくよう、会社が法律や制度をそのまま受け入れれば

あれこれと悩むことはない。

どこか会社が損をしないように考えるから、問題やトラブルが生じる。

”会社は法や制度を潔く受入れ、社員は一生懸命社業に励む”

 

私は、これからの時代にそった”働く人を中心とした経営労務の考え方”

を会社や経営者にお伝えしていきます。

一方、社会保険や雇用保険、子育てや介護など会社や働く人にとって

必要な社会保障の制度や助成金などのもれなくお知らせし活用していただく。

 

働く人と会社が共に豊であるよう力を注ぎたいと思っています。

 

これからのこと。


仕事をしていると5年などあっという間に感じます。

毎日顔をあわせる社員さんも毎年、年齢を重ねるわけで。

働き盛りから、熟年期を迎え、同時に少しずつ”衰え”を感じ、

やがてそれが事実となり、周囲が意識し、自らは拒絶しながらも、

すこしずつ受け入れはじめ、老いることの現実を知ることになる。

 

人は、会社などでフルに働ける年月って長いようで短いようで。

高齢化社会っていわれるけれど、働く人の年齢層が高くなってきているのは

自社の年齢構成をみていただくと一目瞭然だと思います。

どの年齢層が厚くて・・どこ層が少ないのか・・

これからは、

ただただ人が必要だった時代から、ITが人の代わりになってくれる時代へ。

人事を考えていく上では、時代の流れと技術の進歩と業務改革(棚卸)と

それから、活かせる社内制度、プラス”思いやりや前向きな心”が必要に思えます。

 

「この会社で定年を迎えるとき、自分はどうなっているだろうか。」

経営者が、一社員の立場になって自社を客観的にみたとき

どんな気持ちがよぎるのでしょうか。

 

色々ありますが、今を「成熟した世の中」と前向きに捉え、

社労士としてやれることは全部やりたい。

欲張りですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リカバーできるならラッキー


新たに社会保険や労務管理のサポートを

させていただく会社では、この時期(労働保険の年度更新)

「雇用保険に加入すべき人が入っていなかった」という方を

見つけてしまいます。この場合、会社には説明し取り急ぎ

できる対応をいたします。

遡及し、加入手続きする場合は、経過した間のタイムカード

や賃金台帳などご用意していただく書類が増えますが、

働いていただくルールにそって正しく保険に加入してもらうことが、

働く人と会社の信頼関係を築くものと考えます。

また、リカバーできるなら、すごくラッキーなことだと前向き

に考えることも必要です。

社会保険も同様。こちらは社会保険料の負担が大きいので

大変ですが、やはり未加入者が見つかったら、1日でも早く

対応したいものです。

新たに顧問契約して頂いた社長さんとの打ち合わせで

「今月給料を上げようと思う」と仰られたのですが

社会保険や雇用保険の未加入者の存在がちらついたので

「昇給の前に整備しておきましょう」と強くアドバイスさせて

いただきました。

お給料が上がっても、後から色々と控除されるのは、喜びよりも

がっかりの方が大きいでしょうから。

昇給は、働く人も会社もお互いが「いい気持ち」になることによって

いい流れになることを期待してしまうものですから。

 

後半もがんばります。

 

共存


夕方、AEONの食品売場に行ったとき

盲導犬を連れていた女性を見かけた。

陳列棚で何度かすれ違ったが、

盲導犬は他の買い物客の邪魔にならないよ

う極力その存在を消しているように小さく

見えた。

娘が大好きなセルフレジを終え、支払いを

済ませようとしたとき、女性も同じく支払

いを終え商品の袋詰めをされていた。

盲導犬は、人の邪魔にならないよう、

身をさらに小さくしているように見えた。

そこへ老夫婦が、カートを押しながら

やってきたのだが、盲導犬がそこにいる

のに全く気を遣うことなく、邪魔だとば

かりにカートを体にぶつけるように強引に

突破してきた。

信じられない光景。

娘は悪人を見てしまったように暫く

固まっていた。

盲導犬は落ち込んでいないだろうか。

明日も自分のお役目を全うするため全力

で生きていくのだろうけど。

犬の純粋さ、賢さ、儚さに胸を打たれ

人の醜さ、図々しさに落胆した。

悪い癖


建設業界は、昨年から工事現場での週休2日の普及を

始めている。

そのため工期が延びることも想定しての工事発注となる。

 

これまでは、1日の所定労働時間を法定労働時間より少なくする分、

1年間の労働日を1日でも多くとるケースを見てきました。

しかし、労働力不足の深刻化から労働環境を改善し、建設現場を

魅力あるものとするため、県が発注する建設工事を「週休2日工事」

にする試みがなされています。

休みを多くすれば、問題は解決するのだろうか?

工事が進まないイライラからストレスが増大しないだろうか?

なかなか終わらない工事に住民はイライラしないだろうか?

これから多くの公共工事にこの「週休2日等」が導入されるの

だろう。

効率化を進める様々なツールを揃えて不要な時間を削除して

いけるところは、対応できるだろう。実行できる会社には

人が集まるのだろうか。

私の悪い癖は、まず否定的に捉えてしまうこと。

労働者にとって、良いことをしているのが前提なのに、

なかなか気持ちが追いつかない。

 

ふと、ヨーロッパの建設業の労働時間が気になり検索した。

なかなかヒットしない。そもそも日本の労働時間はヨーロッパの

国々より長いと言われる。でも、調べるのをやめた。

データを信じることは無意識に避けている自分がいる。

 

結局、建設業に限らず、どの業界も淘汰されていくとしたら

働き方を見直すより究極的には「稼ぎ方」を見直す必要が

あるかもしれない。

 

そのときは、そのとき。

 

今は、お客様を支える力が欲しい。